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 その他の記事一覧 

 メロンの卵、奇跡の卵 

赤レンガ倉庫で働いたメロン、

看板娘は健在でした。
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亀飼いにめぐりあうのが難しいイベントで、
「あら可愛いカメちゃん」と言っていただける嬉しさ。

20150424_140116.jpg


わたくしは今回出展することを、別の意味でも大変心待ちにしていました。


昨年、同じハンドメイドのイベントで偶然みつけたエッグアート。
卵の殻を利用した装飾品なのですけど、わたしは図々しくも
初対面の作家さんに「カメの卵で作っていただけないでしょうか」と
頼み込んだのでした。

メロンが残した無精卵を、わたしはずっと捨てられずに冷蔵庫に保管していました。
産卵してから1年以上経っていて、作品として使い物になるかどうかもわからず、
そもそも、カメの卵を扱っていただけるのかも不明なのに、
「大切に飼っていたカメの形見の卵なんです。
このまま持っていても、いつか壊れてしまいそうで不安なんです。
綺麗なデコレーションは望みませんから、せめて強度をもたせる手当を
していただけないでしょうか。」
と、必死でお願いしました。

作家さんの女性は、「古い卵を扱うのは初めてなので、やってみないとどうなるか
わかりませんが、トライしてみます。」と引き受けて下さいました。

あれから数か月、同じイベントに出展するこのタイミングで、
本日出来上がった卵を受け取ることができました。


依頼していたのは3つの卵です。


小さな穴を開けて、中身をすべて出し、薄皮を剥ぎ、
充分に乾燥させるという下準備だけでもひと月以上かかったそうです。
「市販されている鶏卵やうずら卵とは異なり、
絶対に失敗できない卵なので、ものすごく慎重に作業しました」
と話して下さいました。


①漆黒
20150424_223229.jpg
光の当たり加減で、色彩が微妙に変化します。
紐で吊るしてオーナメントにもできます。
シンプルなデザインが、卵のフォルムの美しさを際立たせてくれます。

②ビーズ&カメオ
20150424_222623.jpg
最も強度を持たせて下さった作品で、ちょっと落としたくらいでは割れないそうです。
前面と背面に2つのカメオ、周囲はビーズで飾られています。
身に付けられるようにペンダントヘッド仕様にして下さっています。
カメの卵だということを忘れてしまうくらいの上品な華やかさに息をのみました。


③オブジェ
背面には鳥の絵柄
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前面から見ると、くり抜かれた内側に小さな生き物が
20150424_223455.jpg


カメが入っていました
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メロンが命がけで産んだ卵はすべて無精卵でした。
決して孵化することのない卵をあんなに産ませてしまって、
やるせない気持ちを持ち続けていました。

この作家さんは、ご自分のアイデアでカメを入れてくれました。
あどけない表情の小さなカメも自作して下さったものです。
想像だにしていなかったことでした。
今日初めてこの作品を目にして、わたしは何も言葉が出ませんでした。


メロンの卵に子亀が入ってる。


涙が出てきました。
作家さんは「とても楽しく作らせてもらったわ」とにっこり笑ってくれました。


エッグアーティスト 鈴木節子さま、本当にありがとうございました。
技術やデザインの素晴らしさはもちろんのこと、
何よりもそのお気持ちに心が震えました。


鈴木さまは赤レンガ倉庫で25日(土)・26日(日)も出展なさっています。







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 初七日 

メロンが死んで一週間が経ちました。

もう一週間、まだ一週間、どちらともいえるしどちらともいえないし。

毎日お骨壺をなでて、お花に水をあげ、野菜や果物を供えます。

六角形な骨壺は亀の甲羅みたいで、なでても違和感ありません。


自分にとって今回のことは、さすがに大きなダメージでしたけど、
だんだんに回復しています。

まず、眠くなりました。
あんなに眠れない日が続いても、渦中にいるときは眠くなかったのに、
このごろは眠くて仕方ありません。

お腹が空く感覚も戻ってきました。

自分はぜんぜん食べたくなくても、家族がいるから
料理をしないわけにはいかず、とにかくいやいややっていたのが、
「今晩のおかずは何にしようか」と考えられるようになっています。

テレビを見て笑います。
笑点の大喜利で笑いました。

家の中でメロンは、近くて濃くて実体のない存在になってきました。
遺影として飾っている写真は、娘がときどき入れ替えています。
「あ~、小さいときのメロン可愛かったなあ、今日はこの写真にしよう」
という感じで、死んでもなお愛しまれています。
出かける前には「じゃあねメロン、行ってきます」という声が聞こえるし、
あれ?と気づくと不思議なお供えもの(10円玉4枚とか)がしてあったりと、
女学生の若さに引っ張られるようにして、
わたしもメロンを近くに感じたままで、元気を取り戻しています。

幸い、学校が夏休みに入り、娘たちがわさわさと変な時間に
出かけたり帰宅したりで落ち着かず、気が紛れてよいのかもしれません。


幼稚園くらいの子供を見ると、メロンがだいたい5歳だったので、
同じくらいかななどと思ったり、
いや、お産したのだから女子大生くらいな感じだったかな、などと
思い直したりしてしまいますが、
最終的には
「いやいや、カメだから」と自分に言い聞かせています。


そしてこのブログにいたっては亀の飼育日誌だったはずが
もはや飼い主のリハビリ記録になっています。

でも
覚悟をしたときから、自分にはこれが必要になることもわかっていました。
死んでしまった日の写真や、火葬場での写真も、撮影しないことには
きっと事実として受け入れることが難しくなるだろうと思っていました。
だからいまでも、何度も写真を見るし、何度も記録を読んでは、
突然死んでしまったわけではない、心の準備はできていたはずだと思うのです。





















 励まして下さった皆様へ 

メロンのことで、たくさんの方々から励ましていただきました。

具合が悪くなってからはブログのコメント欄を閉じてしまっていたので、

過去記事からコメント下さった方、
メールを下さった方、
ネットショップMelonMelonからメッセージを下さった方、

本当はおひとりずつにお返事すべきところですが、
ここでお礼申し上げさせていただきます。

「突然の訃報に驚きました」
「涙がとまりません」
「ご冥福をお祈りします」
「メロンちゃんのこと、ずっと忘れません」
「こんなに可愛がってもらって、幸せでしたね」
「お花を贈りたいのでご住所教えてください」

また、危篤だったときに
「輸血が必要なら、ウチの子の血を提供できます」
と申し出てくださったり、

メロンの症状を医学書を紐解き、調べて下さった方も
いました。

飼い主であるわたしの身体についてもご心配いただいたし、
書き続けた記事を「参考にします」「ありがたいです」と
言って下さる方も。

・・・・・・・・・と
ここまで、書いて、
これ、何も知らないで読んだら、
「え、ご親族のどなたか亡くなったの?」と思われるなあと
またちょっと可笑しくなりました。

尻尾を振って走ってくるわけでもなく、
ましてや芸ができるわけでもなく、
一日中、草を食べてるかまたは寝ていただけのカメなのに。
そう考えたら、
お腹を抱えて笑いたくなります。


でも、メッセージを下さった方はご存じなのですね、
そんなカメでも、どんなに大きな存在かということを。
いま、大切にしているカメさんとご自身を重ねて、
ご自分のことのように痛みをわかって下さっているのですね。


ネットでしかつながっていない関係、お会いしたことすらない方にも
こんなに思いを寄せていただいて、
ちょっと言葉に表すのが難しい、不思議な感激を覚えています。


メロンがあけた穴はメロンにしか埋められないので、
完全に塞がることはないでしょう。
でも、別のもので、不完全かもしれないけれど、
窪みを補っていくことはできるだろうし、しなきゃならないと思っています。


いまは、自分にできることと、できないことの仕分けをしています。
たとえば
キュウリを刻むと動悸が激しくなることがわかったので、
しばらくやめます。
お骨壺をなでることはできますが、合掌する気持ちになれません。
空のガラスケージは布で覆いました。

こうやって、感じて、書いて、読んで
自分を自分でよく観察しながら
きちんとリハビリしていきますので、
どうか心配なさらないで下さい。


追伸

わたしは知らなかったのですが、
ツイッターやfacebookでコメントして下さった方もいらしたそうですね。
ありがとうございます。


それから、最期のときまでLINEで寄り添って下さった
ma-meiさん、優央さん、u-koさん、
マイナスオーラを振り撒きまかれてとんだ巻添え事故でしたね、
ごめんなさい。でもどれだけ救われたかしれません。
本当にありがとうございました。












 お別れの準備 

7月16日 午後
   
       自宅に戻ったメロンを、体が痛まないように腹甲下に保冷剤をあてがった
       クッションに乗せてケージに入れる。

       冷房を効かせた室内とはいえ、この暑さだから、この状態で何日も
       おいておくわけにはいかない。

       頭の奥が痺れる感覚がありつつも、パソコンに向かって
       「ペットの葬儀」を検索していく。

       火葬設備を搭載した自動車が自宅まで来て、火葬する方法、
       火葬場に連れて行って立ち合いものと火葬する方法、
       個別火葬、合同火葬。

       知らなかった世界だ、とぼんやりながめてしまうけれど、
       決めなくちゃならないことは早くしないと。

       たいていの火葬場は、受付時間が午前中、遅くて3時だったりして、
       それでは娘たちの下校時間に間に合わない。

       ようやく、大船にあるペット葬儀屋ならば最終受付が5時とわかり、
       電話して予約をする。

       ああそうだ、娘には部活や習い事を休むように言わなくちゃ。

       最寄駅集合になるから、時刻表も調べておかないと。

       こんなふうに
       事務的に死後の手続きを進めていくことが
       感情の波の防波堤になっていることに気づく。

       
       もたもたと調べていたものだから、思いがけず時間が経ってしまい、
       娘の学校の個人面談に行かなければならないのに遅れそうになる。


       どうしようもない虚無感も、いよいよ保護者面して先生の前に出れば、
       簡単に隠すことができる。
       子供の成績の話など、ときに笑顔を混ぜながら、ちゃんとできる。
       大人ってすごいと自画自賛。
       こうやって、日常に戻っていくんだな。

       それにしても、カメが死んだというだけで、たいそうな騒ぎだわ、と
       ふと可笑しくなる。
       いつから自分はこんなに常識はずれな人間になったんだろう。


7月17日  

       ケージの中のメロンは、やっぱり眠っているようで。
       娘たちも、動かないことをきちんと確認してから登校していった。
       わたしは、こうして書いて、書いたものを読んで、
       受け止めていく。
       過去の記録を見直してみると、不安とか迷いとか、その時々の気持ちが
       よみがえるけど、やれるだけやれたと思える。大丈夫、後悔はない。

       
       今日は3人でメロンを送り出してきます。

       
       
       




        
  
       

 2013忘年会 

先日、カメ友さんにお声かけいただき、忘年会に参加させていただきました。

マンモスプライベートな内容なので、

メロンの成長を見守って下さっている方には申し訳ないことながら、
カメは登場いたしません。どうぞ心置きなくすっ飛ばして下さい。


多摩川を越えただけでもドキドキする、じつは実際田舎者の横浜市民が、
東京都縦断し、あろうことか荒川まで越えて松戸に遠征。


「閑静な繁華街」を抜けて線路沿いを歩くと
法律事務所占拠率80%の、猛烈にお堅いビルの1階に
会場が見えました。

今回の忘年会は
ペットの鈍くささを飼い主のフットワークで補おうという深い企画。
ふたを開けてみれば神奈川県民と「ほぼ」東京都民が千葉に集っていました。



お会いできた有名人のみなさん。

jyumoku.jpg takagi-reni.jpg
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neko.jpg

などなど。

身体は参加できずとも、幽体離脱で魂だけの参加者を含め
総勢300名ほどとなりました。


特別ゲスト
ダウンロード
歌の披露あり。


ちゃんとカメ話もしましたけど
途中クレヨンしんちゃん化した一部メンバーの暴走により、
お下品トークが華麗に展開。

「品位を保ちましょう」と流れを整えるメンバーも一人くらいはいるでしょ、

と思いきや。


基本的に押しの弱いカメを飼っている押しの弱い飼い主たちは見事に集団感染。


むしろ積極的にくるくるパーな話題に乗っかるカメ飼い達。


こうして2013年の師走の夜は
馬鹿笑いしながら更けてゆきました。



おいしいお料理とアットホームな雰囲気が素敵なお店でした。


snap_melontortoise_2013120111937.jpg




店主さま、幹事さま、ありがとうございました。



当然ながら フィクションです
(ごく一部真実を含む)

(注意)この記事は 諸般の事情により、一定期間経過後に削除する予定です。
    あしからず。


 白×白の修業中 

いまさらにもほどがありますが、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

まずは、「更新ないけどメロンちゃん病気?」とご心配いただかないように
(え?そんな心配無用ですか?)
直近の画像から。

体重は安定して1kgをキープ、立派なリクガメに見えます。



小松菜398円とか、牛肉並の高級食材になってしまったので、
めったに出さない人参も登場です。

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小さい頃には見向きもしなかったのに、いつの間に好物になったのかしら。

DSC_2631_edited_convert_20130114174828.jpg

今日は大雪、買い物に行くのにうっかりスニーカーで出てしまい、
水深7cmの水たまり(しかも氷水)にはまりかかったところ、
ギリギリで踏みとどまり、あわてて長靴に履き替えに戻るという、
雪に弱い関東人丸出し行為をやらかしつつ、ああこんな日に限って
コメも買わなきゃならないわ、とババ抜いた気分で過ごしましたが、

ガラス一枚隔てた雪景色とは対照的に、高温多湿なメロン部屋では、
カメがのんびり大あくびをしています。

いいな、雪見カメ。

カメと雪を見ながら一杯飲みたいわ。


明日は道路が凍りつきそうです。

わたしが通っていた高校は、山沿いの階段を120段登ったところに建っていて、
雪が降った翌日は「死の氷階段」を命がけで登り降りした記憶が蘇ります。

そもそも、わたしの実家は坂の上にあったので
駅までの「死の氷坂」を命がけで下った挙げ句の「氷階段」。
バスも通っておらず長距離を歩くしかなかった当時、
坂の上に家を建てた両親と、山の上の学校を受験してしまった自分を恨んだものです。

通勤通学で凍った道を歩く予定の方々のご無事をお祈りいたします。
うちの娘も含めて。あは。


・・・・・・・・・ひとりごと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


好きでやっている手芸ですが、ミシンを使うもののほか刺繍もやっています。
刺繍をはじめると「機械万歳、ミシン万歳」とあらためて思います。

だって あまりに作業効率が違いすぎる~


ここのところ白生地に白糸で刺繍するワークが続いているので、
目がちかちか、肩こりずきずき、自ら身体的老化に拍車をかけている
という馬鹿げた事態ですが、

それでも不思議なことにやめられないんです。

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DSC_2637_edited_convert_20130114175049.jpgDSC_2636_edited_convert_20130114175003.jpg

生地の織糸の本数を数えて切ったり抜いたりするので、
間違えたら取り返しがつかないジャンル。誰がこんな無謀な手法を始めたのか、
なぜこんな危険な手法が伝統として踏襲されているのか、などと
刺繍の先生には聞こえない程度の小声でぶちぶち文句を言いつつ、
カメブログも放置気味になりつつ、地味に作業しています。

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これが最近の仕掛品、死ぬ気で数えてます。



 頑張れ受験生! 

受験生へのプレゼント用に作った、マカロンコインケース。

表は普通のイチゴ柄だけど
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内側ではカメが「GANBARE(頑張れ)」「GOUKAKU(合格)」と
応援しています。
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一歩一歩地道に歩んで、油断したウサギを追い越し勝利したカメのように、
最後まであきらめずにゴールに向かって前進して下さい、と願いを込めました。



そして、春の風景を刺しゅうしたソーイングケースです。

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ナズナ、ヒメジョオン、オオバコ、タンポポ、クローバー、
カラスノエンドウ、ヤブガラシ
ごちそうに囲まれて嬉しさいっぱいのメロンです。

・・・・ん?

サクラも咲かせとけばよかったな~~


 リクちゃん 

りくちゃん_edited


ロシアリクガメの「リクちゃん」(うしろは甥っ子)です。
義妹の実家で20年間、大切に育てられていましたが、
先日亡くなってしまいました。

残念ながら、わたしは一度も会えないままでした。

我が家にリクガメをお迎えすることになったのには、
この「リクちゃん」の存在が大きく影響していたことは
まちがいありません。

初めて義妹から「実家でリクガメを飼っている」と聞いたときは、
正直「世の中にはいろんな趣味の人がいるな」(どっかで聞いたセリフだ)と
思ったものです。

カメは甲羅に入って眠るもの、と思い込んでいたわたしに
頭四肢出しっぱなしで伸びて寝ると教えてくれたのは
「リクちゃん」でした。
お陰で、カメ飼いになる前から「卍寝」の意味を知っていました。

メロンがやってきて、
まだわたしがブログを一般公開していなかったころには、
なにかにつけ、義妹から「リクちゃん」の話を聞かせてもらって
参考にさせてもらいました。

お座敷カメだった「リクちゃん」。
毎朝お風呂場でシッコして「出たよ~」と合図した「リクちゃん」。
冬には座布団の上で毛布にくるまって寝ていた「リクちゃん」。
温浴はお父さん(人間)のお風呂と一緒だった「リクちゃん」。
お母さん(人間)の膝の間に入るのが好きだった「リクちゃん」。
お庭で散歩していると近所の子供に「あ、カメ」とめずらしがられた「リクちゃん」。
わたしの弟のかかとを齧った「リクちゃん」。

楽しいエピソードを聞くたびに、たくさん笑わせてもらいました。


そんな「リクちゃん」が義妹の家にやってきたのは20年前。
当時ペットショップで「九官鳥の餌をふやかして食べさせる」ように
言われたそうです。

今よりもずっと、飼育情報が少なかった時代、
まさしく試行錯誤でお世話してきたのでしょう。

リクガメと一緒に20年。

日本に棲息しない生き物を長生きさせることの難しさ、
メロンを飼ってみてよくわかります。

わたしなど、これだけ情報が発達し、飼育本もたくさん入手でき、
リクガメに詳しい獣医さんにも診てもらえる時代にあっても、
たった1年経過しただけで ハアハアゼイゼイと息も絶え絶えだというのに、
20年とは本当に尊敬します。

そして、思い出の年月の長さのぶん、心にぽっかり空いた寂しさの隙間が
大きいんだろうな、と悲しく思います。

「リクちゃん」は数年前に腎臓も悪くしていたそうですが、
亡くなる数週間前に受診したところ、
「肥満で神経がやられている」と言われたそうです。

約2㎏だったという「リクちゃん」。
実際に見ていないカメの症状を書くのはどうしようかとためらったのですが、
わたし自身、たとえば他の方のブログで何気なく目にした単語だとか、
そうした「ちょっとした記憶」が、何かの役に立ったりヒントになったりすることも
あるものですから、
伝聞ではありますが、そのまま記録に残すことにしました。

甲羅で覆われて、体型がわかりにくいカメ。
わたしだって、よく食べて大きく重く成長してくれたら、
何の心配もなく喜んでしまいます。
健康状態を把握するのって大変なことなんだな、とあらためて気を引き締めました。


最期まで、わたしにカメ飼いとしての自覚を持たせてくれた「リクちゃん」。
本当にどうもありがとう。

ゆっくり眠ってね。










 震災・電気を喰うカメ 

毛布一枚で寒さに耐える被災者がいるのに、
電気で命をつなぐ患者が停電の恐怖に怯えているのに、

わたしは カメを 電気で あたためている。


計算してみて愕然としました。

保温球75w×24h+パネルヒーター8w×24h+
UV蛍光灯20w×2本×8h+バスキング40w×8h
=2632w/日 

この電力消費量は、10時間TVつけっ放し、
PC3日間つなぎっぱなしに相当します。

天気さえ良ければ、太陽光で保温できますが、
陽射しがなく気温の低い日は、ケージにつないだ電気系統を
切ることができません。

ご飯は鍋で炊くことにしました。
トースター・ドライヤーは使いません。
レンジと洗濯機は極力使用を抑えています。

でもこれで節電できるのはせいぜい1000w/日。

ケージを乗せている台の下に、湯たんぽを置きました。
下からの冷気を遮断してくれるのは間違いないですが、
室温が上昇するほどでもなく、目に見える効果はありません。

メロンは子どもなので、夜間温度は27℃以上を勧められています。
以前は26℃で飼育していましたが、獣医さんにご指導いただいたのです。

カメ本には、ヒガシヘルマンの耐寒性が書かれていたので意外に
思ったものですが、素人のわたしは先生のアドバイスを守っています。
たった1℃の差が幼体には影響があるのだ、と教えていただきました。

電力消費せずにやってみようと考えては壁にぶつかり、
サーモスタットで温度管理できるケージが
どれほど安心できる飼育環境かを、あらためて実感しました。
同時に、電気なしで飼育する難しさを思い知りました。


区役所、市役所、日赤支部、NHK支局の4ヶ所を歩いて回って
義援金を届けてきましたが、とても支援と呼べるような
金額ではありません。

被災者の方々のお役に立ちたい気持ちはもちろんですが、
なんというか・・・罰金に近い感覚で納めてきました。
「日本がこんなに大変なのに、カメに電気を使って申し訳ありません」と。


わたしの居住地区は計画停電対象地域から外れましたが、
とても手放しで喜ぶ気にはなれません。


今は電気を喰うメロンですが、
夏になれば電気を喰わないカメになれます。

どうかそれまでメロンに電気を使うことをお許し下さいと
誰彼なしにお願いして回りたい気持ちです。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


3月11日地震当日、自宅には娘×2+メロン。
震度5強の揺れでしたが、マンション低層階なので
物が落ちたり壊れたりはしませんでした。

娘の証言によると、地震のさなかメロンは
甲羅に引っ込むでもなく、頭手足出しっぱなしで
ぼけーと立っていたそうです。

事前に異常を察知して、変わった行動をとることもなかった
ようで、ナマズの代わりにはなれないと判明しました。

(ちなみにこのときわたしは近所で買い物しており徒歩で帰宅、
越後湯沢にいた夫は帰宅難民となり翌夜帰宅。
ご近所でも帰宅難民続出し、独りになってしまった子供さんを
一晩お預かりしました。)


地震には動揺を見せなかったメロンでしたが、
数日後、かわいそうなことに人災に遭いました。

わたしが掃除しようとしてメロンの水入れを持ち上げた際、
うっかり手をすべらせ落としてしまったのです。

落下点にはメロンの頭・・・・。


とっさに甲羅に引っ込んだので怪我はありませんでしたが、
この恐怖体験でしばらくひきこもりになりました。

ひきこもり


陽射しがある時間帯は、ケージから出てリビングで過ごしてもらっています。

日光浴

運コがついたお腹を洗われたり

腹甲洗い

妙な体勢で昼寝したり

こんなところで昼寝

見慣れぬ湯たんぽにおどろいたりしながら

ゆたんぽ

元気に過ごさせていただいています。

げんきです




拙ブログには被災地県からのアクセスもいただいておりました。

いま、ご無事なのか、どうしていらっしゃるのか・・・。

ただただ祈ることしかできません。

家族、財産、仕事、すべてを失った方々を思うとき、

また、日本の行く末を思うとき、

もうカメブログなど書けないと、気持ちが下を向いてしまいます。

でも、わたしはメロンの命に責任があるから、

そしてここに書くことが、メロンの成長の助けになるから、

続けて行こうと思います。

電力需要が集中する時間帯を避けて、

ご迷惑にならないように細々と

やっていこうと思います。





























イチコ

Author:イチコ
リクガメを育てています。
初代「メロン」亡き後にやってきた「ユキオ」。
亀もドキドキ、人間もドキドキ。

かめおむつ・かめハーネスは
実用新案登録商品です

おむつ・ハーネスはオーダーメイドで
承っております。
お申込み方法は2012.4.5の記事を
ご覧ください
2013.5.14の記事
「おむつとハーネスについてのお知らせ」も あわせてお読み下さいませ
♪メロン♀2009年10月生(推定)
        甲長㎜  体重g
2010年05月  60   47
2010年06月  62   51
2010年07月  64   57
2010年08月  69   68
2010年09月  74   84
2010年10月  80   99 1歳
2010年11月  83  124
2010年12月  87  146
2011年01月  89  164
2011年02月  98  201
2011年03月 102  233
2011年04月 109  267
2011年05月 115  313
2011年06月 119  350
2011年07月 124  397
2011年08月 130  459
2011年09月 137  500
2011年10月 140  533 2歳
2011年11月 142  581
2011年12月 146  620
2012年01月 150  677
2012年02月 152  723
2012年03月 152  763
2012年04月 155  798
2012年05月 157  851
2012年06月 157  830
2012年07年 159  893
2012年08月 163  948
2012年09月 163  965
2012年10月 170  934 3歳
2012年11月 170  993
2012年12月 170 1034
2013年01月 170 1043
2013年02月 170 1031
2013年03月 173 1039
2013年04月 175 1020
2013年05月 175 1051 初産卵
2013年06月 175 1060
2013年07月 176 1057
2013年08月 176 1009
2013年09月 176 1060
2013年10月 176 1060 4歳
2013年11月 176 1074
2013年12月 176 1083
2014年01月 176 1083
2014年02月 176 1085
2014年03月 176 1079
2014年04月 176 1039
2014年05月 176 1011
2014年06月 176  950
2014年07月 176 1015 享年4年9か月

♪ユキオ♂ 2013年8月生(推定)
ドイツCB 2013年12月輸入 岡山で育つ
2014年02月  60   50 
2014年03月  68   73 
2014年04月  80  110 
2014年05月  85  130
2014年06月      163
2014年07月  96  200
2014年08月      222 1歳
2014年09月 105  260
2014年10月 111  298
2014年11月      335
2014年12月 124  391
2015年01月      414

2015年02月 140  436 養子に迎える
2015年03月 140  457
2015年04月 140  522
2015年05月 141  550
2015年06月 141  580
2015年07月 143  600
2015年08月 145  630 2歳
2015年09月 148  665
2015年10月 150  680
2015年11月 151  710
2015年12月 153  755
2016年01月 155  770
2016年02月 156  804
2016年03月 157  820
2016年05月 157  832
2016年07月 157  820
2016年08年 160  875 3歳
2016年11月 163  874
2017年04月 170  910